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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【アガリクス】β-グルカンが豊富で朝食べると腸内環境を改善

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 また、アガリクスにはエルゴステロールという成分が含まれていて、この成分は紫外線を浴びることでビタミンDに変換されます。ビタミンDは骨の健康維持に必要な栄養素で、骨粗しょう症の予防に役立ちます。特に高齢者や日光に十分に当たらない人にとっては大切なビタミンです。実際、ビタミンD不足の被験者にアガリクスを摂取させることで血中のビタミンDレベルが有意に改善し、骨の健康に役立つことが確認されています。

 さらに、アガリクスに豊富に含まれる抗酸化作用のあるポリフェノールが作用して酸化ストレスマーカーの低下が確認されており、動脈硬化の進行抑制や心血管疾患のリスク低減に繋がる可能性も報告されています。

 このようにさまざまな健康効果のあるアガリクスは、生で売っている場合もまれにありますが、ほぼサプリメントなど健康食品の形で販売していることが多いようです。摂取する際は必ず用法・用量を厳守することが大切です。

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