著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【マッシュルーム】心とお腹の健康にプラス…免疫にも好影響

公開日: 更新日:

「シャンピニオン」はフランス語でキノコを指し、日本ではマッシュルームとして有名です。古代ローマの貴族たちはそのおいしさから、今のフランス方面にまで野生のマッシュルームを求めて採りに行かせたという記録もあります。

 栽培技術が発展したのは17世紀初めごろ。メロン栽培が盛んだったパリで、堆肥を発酵させた土壌から、突然マッシュルームが顔を出したのが始まりだそうです。その後、ヨーロッパ全土に広がったマッシュルームはアメリカへ渡り、「キノコ栽培の父」とも呼ばれた森本彦三郎氏が17年の歳月をかけて現地で栽培方法を学び、1922(大正11)年に日本で初めてマッシュルーム栽培を成功させたという感動的なお話もあります。

 シチュー、パスタ、スープ、サラダ、ピザ、肉や魚料理などにも豊かな風味を添えてくれるマッシュルームは「世界で最も多く生産されるキノコ」といわれ、主要な生産国はアメリカ、中国、オランダ、フランスです。日本では千葉県が全体の約41.4%を生産してトップを誇っています。旭市や香取市などで栽培していて、主に白色の品種が多いです。かさが10センチ前後のジャンボマッシュルームの栽培も盛んだそうですよ!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  4. 4

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 5

    フジテレビにとって“CMスポンサー撤退”より危険な「致命的リスク」とは? 企業危機管理の専門家がズバリ

  1. 6

    “天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

  2. 7

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  3. 8

    巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

  4. 9

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  5. 10

    リアル店舗にこだわり続けるホビーショップ 経営危機からのV字回復は「脱 安売り」だった