著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

選択を迫られたとき、異なるフィルターを通して考えてみる

公開日: 更新日:

 言葉のニュアンスによって、人間の意思決定は変わってしまいます。

 以前、当コラムで「フレーミング効果」と呼ばれる、同じ情報であったとしても言葉の言い換えによって異なる印象を与え、意思決定に影響を及ぼしてしまうことについて説明しました。

 例えば、「1000人のうち、300人が助かる薬」と表記するのと、「1000人のうち、700人の命が失われる薬」と表記するのとでは、受け手の印象はガラッと変わってしまうなどです。

 英語には、「グラスは半分空ですか、それとも半分いっぱいですか?」(glass-half-empty/glass-half-full)といった言い回しがありますが、特定の状況や社会に対する悲観的な見方と楽観的な見方が世の中には存在します。人間は現金な生き物ですから、ネガティブな印象を与えられると、そちらに寄った考え方をしてしまう性質を持っているとも付言しました。

 こうした事実をもとに、シカゴ大学のボアズ・ケイサーらは、母国語と第2言語が意思決定にどのような影響を及ぼすか、興味深い実験(2012年)を行っています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃