副鼻腔炎の治療は進歩している(3)鼻詰まりから解放され仕事のパフォーマンスが向上

公開日: 更新日:

 慢性副鼻腔炎と診断され薬での治療が難しく日常生活に支障を来している場合には、手術が検討される。

 都内の大手企業でサラリーマンとして働く55歳の男性は、約10年ほど前から鼻水と鼻詰まりに悩まされていた。日が経つにつれて徐々に嗅覚が薄れ、鼻詰まりによる睡眠障害で仕事中の集中力が低下し、業務に支障が出るように。受診した耳鼻科で薬物療法を行ったが嗅覚は回復せず、内視鏡手術を決意。術後1カ月経つと、長年悩まされていた鼻詰まりはすっかりなくなり、睡眠の質が良くなり仕事のパフォーマンスが向上した。さらに嗅覚が改善したことで食事を楽しめるようになり、痩せ気味だった体重も標準体形になった。術後3年が経過した現在も再発することなく過ごしている。

 東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室教授の鴻信義氏はこう話す。

「腫瘍ができた部分を取り除き、根治を目指すがんの手術と違って、副鼻腔炎の治療は患者さんの症状を改善させるのが目的です。ただ、術後1週間は出血や腫れを抑えるために鼻の穴の中に綿やスポンジのような資材を入れて過ごす『パッキング』を行う必要があり、その間は頭が重く感じたり、かえって鼻が詰まるような症状が見られます。2週から1カ月を過ぎるころには症状が徐々に改善されるので、焦らず待つのがポイントです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した