歯科インプラントやっていい人ダメな人(2)「インプラントは楽」は誤解

公開日: 更新日:

 日本口腔インプラント学会専門医・指導医で、神奈川歯科大学短期大学部の林昌二特任教授は、インプラントを希望して来院した患者でも、必ずしもインプラントを勧めるわけではないという。

「歯を失って機能を回復させる手段としては、義歯、ブリッジ、インプラントがあります。その人に合った方法を選択することが大事で、インプラントありきは良い結果を生みません。メリット以外にデメリットもしっかり説明し理解していただき、患者さん自身が決定すべき。逆に言えば『説明の段階で絶対にインプラントにすべき』と言う歯科医、メリットばかりを説明し治療の決定を急がせる歯科医には気をつけた方がいい」(林特任教授=以下同)

 インプラントのメリットは、あごの骨に埋め込んだ人工歯根(インプラント)を土台にしているので、その上に取り付けた人工歯が固定され、しっかりと強く噛めることだ。

「残っている歯を削ったり、義歯を安定させるための装置を付けなくていいので、残っている歯に負担をかけにくく、自分の歯を長持ちさせることにもつながります。また、見栄え良く仕上げることもできます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家