(4)変形性膝関節症の手術は避けたい…運動療法に出合い痛みが軽減

公開日: 更新日:

 2024年夏に転機が訪れた。医療に詳しい知人に相談すると、「症例数が多い病院の方がいいかもしれない」と都内の整形外科を紹介してもらった。

「『手術しかない』と言われたらどうしようかとヒヤヒヤでしたが、医師の口からは手術の『しゅ』の字も出ませんでした」(小山さん)

 提示された治療方法は、自分の力で治癒を目指す運動療法だった。理学療法士の指導でひざ裏のストレッチや上体をそらす運動などをした。1カ月に1度の頻度で受診し、ストレッチなどをしている。

「ひざの痛みに運動療法があるなんて知らなかったので驚きでした。自宅でも運動療法を続けるように言われました」(小山さん)

 もちろん、手術で良くなる人は多数いる。しかし、小山さんは運動療法に出合い、少しずつ痛みが和らいでいる。主治医からは「春になれば、もう少し良くなるでしょう」と言われ、それを励みに運動療法を継続している。=おわり

(医療ジャーナリスト・大家俊夫)

【連載】不適切な治療を受けないために

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意