(4)変形性膝関節症の手術は避けたい…運動療法に出合い痛みが軽減

公開日: 更新日:

 ミドルやシニア世代で「変形性膝関節症」の痛みを抱えている女性が多く、首都圏に住む小山順子さん(仮名=60代)も夜中に激痛で目を覚ますほどひざの痛みがひどかった。痛みだけでなく、不適切な情報に振り回され、自分に合った治療方法がなかなか見つからないことでも悩んできた。

 小山さんはまず、整形外科ではヒアルロン酸注入や電気マッサージを受けた。そこで改善が見られないと、整骨院に行き、電気マッサージや手によるマッサージを受けたが痛みは取れなかった。

 このような治療を4、5年続けていた小山さんを見かねた友人から、「手術をしたら完治して表情も明るくなった女性がいるから、あなたも手術すべきよ」と勧められた。

 その手術とはひざの関節を人工の骨に置き換える置換術だった。しかし、小山さんは手術を躊躇した。この置換術を受けた別の友人がいて、この女性は術後に完治せず、足を引きずって歩いていた。もう一人の女性は置換術を受けた後、手術箇所に細菌が入り、半年くらいその治療で入院していた。

「だから、手術だけは避けたいと思っていたのですが、治療は中断していたので、痛みはひどくなる一方でした」(小山さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る