「捻挫」はなぜ癖になるのか…埼玉県立大などの研究グループが初めて解明

公開日: 更新日:

 捻挫をした側の足首を、また捻挫してしまった──。「捻挫は癖になる」とよく言われるが、覚えがある人も多いのではないだろうか。

 足首の捻挫は「足関節捻挫」という。ぐらついて足首をひねったことで、骨と骨をつなぐ靱帯が損傷した状態だ。足首は内側にひねりやすく、特に前距腓靱帯(足首を外側から支える靱帯)が過度に伸長され損傷されやすい。

 この捻挫を繰り返さないようにするにはどうすればいいのか? 有効な方法につながる研究を行ったのが、埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科などのグループだ。

 足首の捻挫を起こすと、やがて足首の感覚と運動機能が低下した状態である「慢性足関節不安定症(CAI)」になり、それによって捻挫を繰り返すようになる。研究グループの村田健児准教授(埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科)が言う。

「これまでCAIを改善するリハビリテーションの研究は多く行われてきましたが、有効な方法は見つかっていませんでした。それは、足首の感覚と運動機能が低下したCAIになると、リハビリテーションでどうにかしようとしても難しいということではないか。そこで私たちは、足首の捻挫からCAIへ至らないようにするリハビリテーションが必要と考え、動物実験を行いました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?