「梅毒」の新規感染報告…ワースト2の昨年同期を94件上回る

公開日: 更新日:

「依然として梅毒の感染者数は増え続けており、歓楽街を抱える大都市だけでなく地方での感染の広がりも止まっていません。梅毒の新規感染者の実数は報告数の5倍ともいわれており、深刻に考える必要があります。一般の方は梅毒症状を知ることです」

 梅毒の症状は、進行段階によって異なる。初期は痛みを伴わないしこりや潰瘍が感染部位である性器や肛門、口などにできる。1カ月ほどで症状は消失するが、治ったわけではない。その後、手のひらや足の裏、背中にバラ疹と呼ばれる赤い発疹が出現。これも半年ほどで消える。

「しかしその後も感染力を持ったまま病状は進行していて、全身に炎症が生じ、全身の皮膚や筋肉にゴム腫が出現、やがて脳や心臓が侵されることになるのです」

 しかし、梅毒は正しい診断と治療を受ければ治る病気だ。恐れる必要はない。

「大事なことは異変に気づいたらすぐに性感染症専門医か性感染症に詳しい医師に相談し、検査と診断を受けることです。恥ずかしいからと放っておいて治療が遅れると治療が難しくなり、治療期間も長くなります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"