(2)寿命の差は男性ホルモンの血管保護作用が弱いから

公開日: 更新日:

 そしてテストステロン値の低下がさまざまな男性の心身の不調を引き起こす。さらに、テストステロン値が低い人ほどさまざまな病気が多いことや、短命であるという調査報告が国内外でも多数発表されている。

 テストステロンを下げる要因は加齢ばかりではなく、糖尿病、抗がん剤治療などの影響もある。

 まずは生活習慣を見直してみてほしい。定期的にリズム運動と筋トレ。栄養バランスのとれた食事と質の良い睡眠も大切だが、最も重要なのはストレスをためないこと。強いストレスは年齢に関係なくテストステロンを低下させるからだ。 =つづく

(監修=田村貴明/千葉大泌尿器科特任助教、医師 構成=熊本美加/医療ライター)

【連載】男性はなぜ女性より平均寿命が短いのか

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態