著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

指の動きが語る脳の衰え…手指機能と認知機能の関連性の研究報告

公開日: 更新日:

 その結果、タップ数は軽度アルツハイマー病患者と比べて、中等度アルツハイマー病患者で統計学的にも有意に少なく、その効果量を示すr値は0.22でした。なお、r値は0.1で小さな効果、0.3で中等度の効果、0.5で大きな効果と解釈します。

 平均タッピング間隔もまた、中等度アルツハイマー病患者で長く、r値は0.21でした。平均タッピング間隔が長いということは、指の動くスピードが遅いことを意味します。論文著者らは「手指機能がアルツハイマー病の診断精度を向上させるかもしれない」と考察しています。

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