著者のコラム一覧
永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会医療法人社団マイクロ会理事長。

AGA治療薬が精子に影響する? 妊活中の男性が知っておくべきこと

公開日: 更新日:

 影響の程度やリスクは個人差があるため、自己判断せず、専門医と相談のうえで適切に対応していくことが大切だろう。

 もちろん薄毛治療と妊活は、どちらかを諦める必要はない。以下の点に注意すれば、より安全に両立させることができる。

1. 服用時期を見直す

 妊活のタイミングに合わせて、AGA治療薬の服用を一時中止することを検討するのもひとつの方法である。中止によって脱毛が進行する可能性もあるが、妊活の優先度に応じて判断するべきなので、必ず医師に相談し、適切な判断を仰いでほしい。

2. 外用薬に切り替える

 ミノキシジルのような外用薬は、血中にほとんど吸収されないため、全身への影響が少ない。妊活中の代替手段として用いられることが多い。

3. パートナーへの配慮

 フィナステリドの成分は、妊娠中の女性が触れると胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、薬の保管や取り扱いには十分注意したい。前述した通り、精液中にも微量に成分が含まれることがあるため、妊活中は細心の配慮をもって対応することが望ましい。

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