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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

LUNA SEA真矢さんが発症…転移性の脳腫瘍は期待できる治療がある

公開日: 更新日:

 脳転移は文字を見ると厄介そうですが、EGFR-TKIや定位放射線治療の登場で、かなりの効果が見込まれ、脳転移で死亡することはほとんどなくなりました。

 一方、原発脳腫瘍は周りの正常組織に染み込むように広がるため、転移性に比べて治療が難しいことが少なくありません。23年に亡くなったYMOのドラム高橋幸宏さんも治療に苦しんだことからみて、原発性とみられます。

 脳腫瘍は原発性と転移性で大きく異なり、転移性は治療効果が期待できますから、前向きなフォローと治療が大切です。

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