(2)糖尿病患者は、食後の「デザート」は◯、「おやつ」は✕

公開日: 更新日:

「果物を取るタイミングがポイントです。たとえば、おやつにブドウや柿などを単独で食べるのではなく、他の食物と一緒に取ることです。食事をした後のデザートとして取るのがベスト。単独で取ると糖の吸収が速くなりますが、他の栄養素、たんぱく質や脂肪などと一緒に取ると糖の吸収が緩やかになり、血糖値が上がりにくくなります」

 食後のフルーツは理にかなっているというわけです。

 ただし、糖尿病やその予備群でない健康な人は、必ずしも果物摂取に神経質になる必要はないとのこと。インスリンの働きが正常に機能していれば、血糖値の急上昇を抑えることができるそうです。

 果物以外のデザート、たとえば甘い菓子類にも注意が必要と山内センター長は言います。

「デザートでは和菓子やシャーベットの方がケーキやアイスクリームより体にいいと思いがちですが、実はやせているのに糖尿病の人にとっては、カロリーの高さよりも糖の影響が大きいのです。ケーキやアイスクリームは糖の他に脂肪やたんぱく質などが含まれカロリーが高いのですが、和菓子やシャーベットはカロリーが低い割に糖の割合が高いのです。かえって血糖値が急上昇しやすくなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明