(4)筋力と持久力が20%アップする「インターバル速歩」

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 さらに、海外でも認知機能の改善を示すエビデンスが出ており、たとえば英国人を対象とした研究では、1日9826歩歩くと認知症リスクが低下すると報告されています(「JAMA Neurology」誌オンライン2022年9月)。ほかに、食後30分~1時間でウオーキングをすると、食後の血糖値の急上昇を防ぐ効果があるともいわれています。

健康長寿のためにも、ウオーキングの習慣をつけることが大切ですが、気を付けなければいけないのが、転倒やけがです。特に中高年は若い頃より筋力が低下し、膝を伸ばす筋肉の大腿四頭筋や足首を上に上げる前脛骨筋が衰えがちです。これらの筋肉が弱くなると、ちょっとしたことでつまずきやすくなり、転倒につながります」

 こう話すのは整形外科医の大友克之・朝日大学学長(兼同大学病院整形外科教授)です。

 大友教授は高齢者の転倒は要介護のきっかけになることもあり、転ばない体づくりも重要と言います。

「視力低下や歯の喪失は転倒リスクを高めます。目や口の定期検査をして、きちんと治療することが大切です。また、歩き過ぎるとアキレス腱周囲炎や足底腱膜炎が起きやすくなります。痛みが出たら整形外科の受診を。関節を保護するサポーターや、自分の足型をとったインソール(靴の中敷き)で改善が期待できます」(大友教授)

 足を守りながらウオーキングを継続することが健康寿命を延ばすことにつながります。=おわり

(医療ジャーナリスト・油井香代子)

【連載】整形外科医が伝授 正しいウオーキング

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