著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」名誉院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

(2)ちぎれて取れなくなった靴ひもを抜いて…性的欲望は底深い

公開日: 更新日:

 お金のない女子学生が性感染症にかかって、同級生のカンパで治療に来ることもありました。「お金を出したからには見学したい」とでも思ったのでしょうか、診察所がカンパした女子学生でいっぱいになり、他の患者さんが入りづらくなったこともありました。

 患者は人知れず悩み、勇気をふりしぼって診察所の門をくぐる。そんな男女と向き合ううちに、大学病院では決して知ることのない人間のサガと愚かさといとおしさを知ったのです。 =つづく

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