(4)ヒトへ実際に使われるようになる上での主な課題は?

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■科学・測定面の課題

 前述の通り、オートファジーがどれだけ働いているかを正確に測る指標の確立がまだない。

「動物実験で使う薬剤をヒトに使うには安全面の制約があります。オートファジーは臓器ごとに違いがあり、低侵襲で簡便で正確なマーカーとなる細胞を摂取することに課題があります。血液のデータがそれぞれの臓器の状態をどれだけ反映しているかも十分にわかっていません」

 マウスでは遺伝子組み換えや特異的なバイオセンサーを使用してオートファジーを可視化できるが、人間の場合は、安全性を考慮すると、その技術は開発途上だ。さらに、がんの項でも述べたが、オートファジーは病気によってはもろ刃の剣になりうる。いつ、どの程度、どの細胞を活性化させればいいかがはっきりしていない。

■薬理・安全性・規制面の課題

 オートファジーを強く刺激したり抑制したりする薬は、免疫機能や代謝系にも影響を及ぼす可能性があり、長期的な安全性データがまだ十分に蓄積されていない。

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