「女性」の心臓病に要注意…男性より重症化しやすく死亡率が高い
女性は男性より心臓病が重症化しやすく、死亡率が高くなる傾向がある。しかし、このことはあまり知られていない。北里大学医療衛生学部教授の東條美奈子医師(循環器内科医)に話を聞いた。
「女性は男性と比べて、心筋梗塞や狭心症、不整脈などが見過ごされやすいのです。結果、悪くなるまで気づかず、本当にひどくなって発作を起こしてから救急車で病院に運ばれるケースも少なくありません。重症化するまで放置していれば、結果、死亡率も高くなってしまいます」(東條医師=以下同)
女性の心臓病が見過ごされやすい理由は複数ある。よくあるものを挙げると──。
【心筋梗塞や狭心症の症状が非典型的】
心筋梗塞や狭心症の典型的な症状は、「胸をぎゅうっと締め付けられるような痛み」だ。男性の場合はこれが多い。しかし女性は、そうではない。
「胸の痛みがない方が50%近くいます。症状があっても、息切れや動悸、疲労感、胃痛や吐き気など。さらに痛みが起こる場所は胸ではなく、歯、あご、肩、背中など、心臓に原因があるとは思えない場所に痛みを感じるのです。『肩こりがひどくなったと思っていた』とおっしゃる方、歯痛だと思って歯科医院を受診される方もいるほどです。痛みの程度も強くなく、それも見過ごされやすい理由になっています」


















