おしっこがしたいのに出ない!
主な前兆として、急激な血圧の上昇や低下、視力の低下、めまい、吐き気などが挙げられます。何か異変を感じた場合には、我慢せず早めに医療機関を受診することが大切です。
この患者さんも、発症前はスイミングクラブに通うほど元気で、介護サービスはまったく利用していなかったそうです。
ところが突然の激しい頭痛とともに倒れ、立つこともままならない状態になりました。しかしその後、リハビリや日常生活を重ねる中で徐々に回復し、発語もはっきりして、現在では明確な意思疎通ができるまでになったといいます。
そんなお母さまから「先生を呼んでほしい」というはっきりとした意思表示があったわけですが、普段から我慢強く明るい性格を知っている娘さんだからこそ、これは深刻なSOSだと感じたのだろうと思います。
自宅に到着すると、私たちはすぐにおむつの排尿状況を確認し、膀胱カテーテルの準備に取りかかりました。結果的に大事には至らず、患者さんと娘さんの不安を取り除くことができました。どんなに小さなことでも、患者さんやご家族にとっては大きな不安の種になります。だからこそ、迅速に対応し、気持ちに寄り添うことが必要です。
在宅医療においては、こうした心のケアもまた重要な役割だと私たちは考えています。不安を抱えたままでは、自宅での療養は成り立たないからです。




















