ミラノ・コルティナ五輪は大盛り上がりだが…ウインタースポーツでの「低体温症」には要注意
2月6日から、第25回冬季五輪がイタリア北部の都市ミラノとコルティナダンペッツォで熱戦を繰り広げている。これに触発されてスキー、スノーボード、スケートなどのウインタースポーツを楽しむ人も増えるはずだ。だが、ウインタースポーツには思わぬ危険が潜んでいる。そのひとつが「低体温症」だ。弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長に話を聞いた。
「低体温症」とは、体の中心部の体温が35度以下に下がる状態のこと。通常、人間の体温は36.5度前後に保たれているが、寒冷な環境に長時間さらされることで体温が奪われ、命に関わる状態に陥ることがある。
「スキーやスノーボード中は運動だから寒くないと思われがちですが、じつは風や雪、汗の蒸発によって体温が急激に下がることがあります。特に初心者や子供、高齢者は体温調節機能が弱く、リスクが高くなります」
低体温症の初期症状には、震え、手足のしびれ、判断力の低下などがある。進行すると震えが止まり、意識がもうろうとし、最悪の場合は昏睡や死に至ることもある。実際、過去にはスキー場で遭難した人が低体温症で命を落とす事故も発生している。


















