「医者の不養生」を経験して「専門医」について考えた
幸い、角膜炎は抗ウイルス薬の内服と眼軟膏で治療しました。初めて眼軟膏を使いました。当初は違和感を強く感じましたが、眼軟膏を使うと症状が改善するので、眼軟膏の頻回利用が定着できました。
やはり、症状が改善しない時は迅速に専門医の診察を受けることが大切です。「医者の不養生」でした。1カ月半たって、まだ角膜潰瘍は残存していますが、失明は免れそうです。
■すべての専門医が十分な治療をできるわけではない…ましてや専門医でないのは言語道断
日本では多くの疾患に「専門医」が増えました。それぞれの疾患に専門医を頼れる医療はありがたいことです。たとえば、日本で約200万人の患者さんがいる脳卒中は、どこで治療してもらえるのでしょうか。
脳卒中は発症からの時期により、治療先が変わるので少し複雑です。脳卒中専門医は、脳外科医、脳内科医、リハビリ医、救急医などからなります。急性期治療は脳卒中センターで行います。脳卒中リハビリ治療は、回復期病棟で行います。
では、慢性期の「脳梗塞後遺症」はどこで治療できるのでしょうか。脳卒中専門医も治療できますが、多くはリハビリ医が治療することになります。脳卒中後遺症の皆さんは、後遺症治療を任せられるかかりつけ医がおられるでしょうか。おられない場合は、急性期や回復期で治療してもらった脳卒中専門医から、慢性期後遺症治療の専門医に紹介してもらうとよいと思います。脳卒中後遺症で苦しむ患者さんが適切な治療を受けられる連携を構築するのが脳卒中専門医の役割なのです。


















