(3)AI超音波検診…読影での病変の見落としを防ぐ

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 共同開発に関わった慶大医学部外科学(乳腺)の林田哲教授は、こう言う。

「検査スクリーニング(症状のない人の中から、特定の病気の可能性が高い人を見つけ出すための検査)では、担当が内科医など乳腺専門医でないことも多く、読影で見落とす可能性があったり、精密検査が必要か否か判断に困る場合があります。このようなとき、専門医と同等レベルの診断ができるAIを使った診断支援ソフトは、医師が総合的な判断をする助けになり、専門医のいない地域の人でも安心して乳がん検診を受けられるようになります。医療の均等化が図れます」

 乳腺専門医は全国で約2000人と希少な存在である上に、東京には約300人いるが、地方では県に10~20人と極端な偏りがある。加えて専門医は60代を迎え次々と引退しているという。

 スマオピには、こうした地域格差や医師の経験によるばらつきを減らすことが期待される。

 現在導入しているのは慶大予防医療センターほか数件だが、地方自治体や企業の病院などで導入が検討されている。=つづく

(医療ライター・宇山公子)

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