骨粗しょう症…男性は骨密度が高くても骨折する
■「骨の強さ」=「骨密度」ではない
性別関係なく性ホルモンの減少は避けられないことなので、骨密度低下も避けられない。
「しかも男性は、女性よりも高い骨密度で骨折を起こします。骨密度が正常であっても、骨折を起こしやすい」
これは「骨の強さ=骨密度」ではないことと関係している。斎藤医師は、長らく言われていた“骨の常識”を覆す論文を2010年に発表し、大きな注目を浴びた。
「骨の成分は、実は半分がカルシウムで、残りの半分はコラーゲンです。骨を鉄筋コンクリートの建物に例えると、コンクリートに相当するのがカルシウムで、鉄筋はコラーゲンにあたります。骨には棒状のコラーゲン分子が無数に、束のように存在しています。そして隣り合うコラーゲン分子は秩序良くつなぎとめられ、骨にしなやかな強度を与えています」
カルシウムは骨密度を示し、コラーゲンは骨質を示す。骨密度と骨質の双方が良い状態であると、骨は強く、骨折を起こしにくい。


















