骨粗しょう症…男性は骨密度が高くても骨折する

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「骨密度と同様、骨質も加齢とともに低下していきます。骨質に関係しているのが、老化物質AGEs(終末糖化産物)です。これは、体内に過剰に増えた活性酸素がコラーゲンなどタンパク質と反応し、産生されます。骨の中にAGEsが蓄積すると、コラーゲン分子が無秩序につながるようになり、骨のしなやかさが失われ、折れやすくなります」

 人間の体には、活性酸素を無毒化する酵素(SODなど)の生成能力が備わっているものの、加齢とともに低下し、無毒化が追いつかなくなる。男性は、女性よりもSODの生成能力の低下が顕著で、骨質が低下しやすい。それゆえに、骨密度が正常でも骨折を起こしやすいのだ。

「男性の骨折例は、女性に比べて生命予後が悪く、要介護リスクが女性の24.7倍と高いことも研究で明らかになっています。男性こそ、骨粗しょう症の早期発見が必要だと言えるのです」

 骨粗しょう症かどうかを調べるには、骨密度の検査はマスト。しかし、それだけでは不十分であることは、これまで述べてきた通りだ。


「骨質は、ペントシジンを測定することで確認できます。ペントシジンはAGEsの代表的な指標で、血中や尿中のペントシジン値が骨のペントシジン値と相関関係にあることは私たちの研究で明らかになっています。しかし骨粗しょう症に対するペントシジンの測定は保険適用外です。そこでチェックしていただきたいのが“いつの間にか骨折”です」

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