長寿研究のいまを知る 番外編(2)抗老化物質「NMN」の評価・研究はどうなっているのか

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 さらにトレーニングを加えることで有酸素運動能力の改善や心拍数の低下、筋肉効率の改善が見られたとの研究報告もある。ハーバード大学&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。

「現時点のNMNやNRの評価は『有望』ではあるものの、ヒトでの効果は限定的です。はっきりしているのはNMNを飲めばNAD+が増えること、安全性については短期的には問題が少ないだろう、ということです。インスリン感受性や血管機能、運動能力や筋力の改善については可能性があり、ヒト試験で評価されつつあります。ただし、寿命の延長や若返りの証明はまだ十分とはいえません」

 米国では医薬品としての研究が先に始まったものはサプリメントとしては販売できないとされていることから、一時ネット販売のプラットフォームから除外されたが、2025年9月にサプリとして認められ、現在はネット販売されている。

「米国では現在、薬としての研究も積極的に行われています。ただし、ザックリとした老化治療薬というより、老化に関連する個別疾患治療薬に焦点が移行しています。その方が薬として認可されやすいからです」

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