長寿研究のいまを知る 番外編(2)抗老化物質「NMN」の評価・研究はどうなっているのか

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 そのひとつがアルツハイマー病(AD)に関連した研究だ。

「ADはアミロイド斑の蓄積↓神経変性↓タウ病理の拡大↓神経脱落の流れで発症します。この過程で血液中のNRやNMNの濃度が顕著に低下することがわかっていて、ADの血液バイオマーカーとして注目されています」

 近くADの前段階になりうるとされる軽度認知障害(MCI)に対する予備データがまとめられるという。

 ほかにも慢性腎臓病や糖尿病腎症の患者にNMNなどを投与することで腎臓の細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアの機能を回復させて、人工透析への移行を遅延させる試みも進んでいる。

「米国のハーバード大学関連病院ではフレイル治療薬としての可能性を探る研究が行われていて1日1000ミリグラム投与で中高年の歩行速度、握力、筋肉内のインスリン感受性の改善をウオッチしています」

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