BCAA製剤は食事のタイミングで服用することで効果を発揮する
肝硬変患者は肝臓のグリコーゲン貯蔵量が減少します。グリコーゲンとは糖がたくさんつながったもので、必要時にエネルギー源として利用されるものです。グリコーゲンの貯蔵量が減少するということは、体が飢餓状態になりやすいということで、一説では肝硬変患者は健康な人が3日間絶食したのと同じくらいの飢餓状態に毎朝陥るといわれています。そのため、栄養療法は極めて重要で、空腹を避けるために食事を複数回に分けて摂取したり、朝の飢餓状態をなるべく回避するために就寝前に軽く補食したりするのが重要とされています。つまり、BCAA製剤は食事のタイミングで服用することで不足しているBCAAを補い、効果を発揮するクスリなのです。
BCAA製剤の副作用として、お腹の張り、下痢、便秘、吐き気、食欲不振などの消化器症状が起こることがあります。高齢者は生理機能が低下しているため、服用し始めてから何か異変を感じた場合には、すぐに医師または薬剤師に相談するようにしましょう。
最後にちょっと豆知識を。BCAA製剤の味は「甘い」です。これはBCAA自体が甘いからではありません。BCAAの味は「苦い」です。多くの方は苦いクスリは飲みたくありませんよね。ですので、苦みをごまかす必要があります。


















