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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

成績低下とうつ症状…朝食抜きの人の脳で起きていること

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 このズレは、脳の働きにも影響します。一晩の絶食のあと、空腹のまま朝を迎えれば、血糖値は低いまま。子どもや若者を対象にした研究では、朝食を抜いた日に、注意力や視覚を使った課題の成績が落ちることが繰り返し報告されています。とくに肥満気味の子どもでは、朝食を抜いたときに注意力テストの成績が悪くなったというデータもあります。

 ただし、こうした影響の出方は人によって違うようです。「朝食を食べれば成績が上がる」と単純化するより、朝食を抜くと一部の人で認知機能が落ちやすいと理解するのが正確でしょう。

 近年は、朝食欠食と気分の関係も注目されています。香港の若者を対象にした研究では、朝食を抜くことと抑うつ症状との間に関連があり、その背景に注意力の低下が介在している可能性が示されました。14件の研究をまとめた解析でも、朝食を抜く人はうつ症状を持つ割合が約1.4倍高いと報告されています。因果の方向はまだはっきりしませんが、朝に何も口にしないことが、脳のスタートを乱しているのは確かなようです。

 ご飯と味噌汁でも、パンとヨーグルトでもかまいません。朝食はまず「食べるか食べないか」が、大きな分かれ目になるのです。

(愛国学園短期大学家政学部准教授・古谷彰子)

【連載】体内時計を壊す食べ方、正す食べ方

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