患者さんとの何げない「会話」が命を守るきっかけになる
「病院に入院していてね、足を切っちゃったの」(患者)
「そうだったんですね。糖尿病が原因ですか?」(私)
「そう。私はもう面倒を見られないから、施設で安いところを探してくれるって。痛いと言われても、私は何もしてあげられないの」(患者)
責任感が強く、とても真面目な性格の患者さんです。ご主人のために何もしてあげられないことが大きな心の負担になっているようでした。
それでも、ご自身の健康や生活を投げやりにすることはなく、日々さまざまな相談を私たちに寄せてくださいます。
中でも多いのが、「下痢をしている」という相談です。症状に応じて、すでに処方している薬を服用するようお伝えしていますが、この時季に私たちが特に心配しているのは熱中症です。
ご本人も連日の猛暑を気にされているようで、「冷房をつけたほうがいいですか」と相談されることがあります。
一般的に高齢者は、体温調節機能が低下し、暑さを感じにくくなっています。そのため、室温が高くても危険を自覚できず、熱中症に陥ってしまうことがあります。


















