(3)目標は90日間で体重の5%減…確実に効果が出る
内臓脂肪は炎症や代謝異常に関わる生理活性物質(アディポサイトカイン)を過剰に分泌し、血圧・血糖値・中性脂肪値を悪化させる。
これらは心筋梗塞や脳梗塞の主要な危険因子だ。
逆に、内臓脂肪を減らすことは、血管への負担の軽減につながることが期待される。
中川医師は「内臓脂肪は増えやすいが、減りやいという特徴があります。体重を2~3キロ減らしただけで内臓脂肪が減り、血圧や血糖値も下がるという研究があります。『はらすま』参加者でも同様の結果が出ています」と強調する。
つまり、わずかな体重減少でも数値の改善が期待できるのだ。
「はらすま」の目標は、90日間で体重の5%を減らすこと。極端な目標ではない。医学的に「確実に効果が出る」ラインが5%とされている。
この目標を達成するために使うのが、「100kcalカード」だ。
「ラーメンを4分の1杯減らす」「ざるそばを4分の1食減らす」は、いずれも100kcalカード1枚分に相当する。これを運動で消費する場合は、「普通歩行24分」が目安となる。体重60キロの人なら、1日につき2枚カードを実践すれば、2.6キロ減(体重の約5%)となる。


















