めまいを知る(下)症状改善のカギ…寝方、水分摂取、カルシウム&ビタミンD
水分(水やお茶)を1日1.5~2リットルを目安にこまめに取ると内耳の血流が良くなり、余分な水分の排出も促される。ウオーキングなど有酸素運動を1日15~20分。北原医師らが患者297人を対象に行った臨床試験では、水分をしっかり取ったグループ、睡眠を6~7時間取ったグループの方が、薬だけの治療より有意にめまいが改善した。薬と中耳加圧療法と同等の改善効果も確認された。
予防にも通じるのが食事だ。
「良性発作性頭位めまい症の耳石はカルシウムでできているので、カルシウムとビタミンDを積極的に取ってほしい」
牛乳やチーズ、小魚、干しエビ、コマツナ、大豆製品にはカルシウムが、サケやサンマ、干しシイタケ、キクラゲ、卵にはビタミンDが豊富だ。適度に日光を浴びることでも体内でビタミンDがつくられる。
北原医師によれば、次に挙げる人はめまいを起こしやすいという。60歳以上、女性で閉経後、過去に頭を強く打ったことがある、乳がんの治療歴やステロイド剤の使用歴がある、骨粗しょう症と診断されたことがある、子宮摘出手術を受けたことがある、首や肩のこりが強い、めまいが午前中にひどく午後は軽くなる、歩くより自転車の方が楽に感じる--。


















