著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの近視(4)コンタクトレンズを使った2つの矯正法

公開日: 更新日:

 特に18歳以下の場合には、約3カ月ごとの定期検査で目にキズがないか、アレルギーはないかなどの検査が必要です。治療は大人も可能ですが「65歳ごろまで」を目安にしている眼科が一般的です。

 オルソケラトロジーのレンズにソフトタイプはなく、ハードタイプのレンズのみとなっています。副作用としては、暗いところで光のにじみ・まぶしさを感じること、レンズの適切なケアを怠ると角膜炎などの感染症を引き起こすことが挙げられます。

 次に、「多焦点ソフトコンタクトレンズ」です。本来は、老眼が起きた際に症状を矯正するために装着する「遠近両用コンタクトレンズ」。この技術を子どもの近視抑制治療に応用します。

 この治療は海外では早くから承認されており、オルソケラトロジーや、前回紹介した低濃度アトロピン点眼よりも一般的となっている国もあるようです。

 日本で臨床試験が終わり、厚生労働省の承認を取得したのは2025年の8月のことで、国内でレンズが正式に発売されたのは今年の2月から。つまりまだ新しい治療ということです。次回に続きます。

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