ラーメンの汁を残すことから始める秋の「脳梗塞対策」
■季節の変わり目は注意が必要
もちろん、ラーメンのスープを残すだけで脳梗塞を完全に防げるわけではありません。しかし、生活習慣を見直す「最初の一歩」としては非常に有効です。減塩を意識することで食生活全体への注意が高まり、結果として、血圧管理が改善する方は少なくありません。
脳梗塞は、血管が詰まり、その先の脳組織が壊死する病気です。脳卒中登録データ(2025年版)では、脳卒中で入院した患者の約7割が脳梗塞でした。
脳梗塞というと「突然の半身麻痺」を想像しがちですが、その前に多様な前兆があります。たとえば、急に言葉が出なくなる、人の言葉が理解できなくなる、片目が見えにくくなる、視野の半分が欠ける、物が二重に見える、ふらついて歩けない、片側の手足や顔がしびれる、細かい動作が急にできなくなる──こうした“ちょっとした異変”が脳梗塞、あるいはその前段階である一過性脳虚血発作(TIA)のサインであることは少なくありません。
忘れてほしくないのは、脳梗塞は必ずしも「冬の病気」ではないということです。実は、9月以降の秋も油断できません。


















