鳥取は予兆…M9スーパー南海トラフ地震が東京五輪直撃か

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■巨大地震が起きるまで3~5年

「ステージ3になるとユーラシアプレートが跳ね上がり、南海トラフ地震より広範囲の“スーパー南海トラフ地震”が発生します。四国から静岡だけでなく、フィリピン、台湾、沖縄、西日本、東京まで地盤が動く。規模としてはM9クラスでも不思議ではない。私は海に面した1%が津波被害を受けたとすると、最大47万人の被害者が出ると想定しています。関東だと、東京の下町から埼玉の春日部あたりを抜けて、群馬の館林あたりまで水が浸入するかもしれません。大阪は大阪城と天王寺を除き、ほぼ水没するでしょう」(高橋教授)

 恐ろしいのは、“スーパー南海トラフ地震”が2020年の東京五輪を直撃するかもしれないことだ。

「3・11の2年半前の08年6月14日には岩手・宮城内陸地震が発生してM7.2が観測されました。1946年にM8.0の南海地震が起きる3年前にはM7.2の鳥取地震が発生しています。現在のユーラシアプレートのように、プレートが至るところで割れ始めると、巨大地震が起きるまでの時間は大体3~5年くらいということです。私は5年以内に“スーパー南海地震”が来るとみています」(高橋教授)

 東京五輪は本当に開催できるのか。

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