増田晶文
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増田晶文作家

1960年生まれ。漫画「いっぽん!! しあわせの日本酒」で原作、日本酒選定、取材、コラム執筆を担当。近著に「うまい日本酒をつくる人たち 酒屋万流」(草思社)。

澤姫吟醸酒は「夏でも燗を堪能できる酒」と蔵元が太鼓判

公開日:

 夏本番、日本酒ファンには新たな楽しみが生まれる。冷房の効いた部屋で呑む燗酒だ。

 近年は冷酒がスタンダードになった。豪華に香って甘酸っぱい酒は、ジューシーさとインパクトが命。グラスが曇るほどに冷やし、グイッとやるのがよろしかろう。

 だが、冷酒だけでは日本酒の魅力の一部分しか味わえない。腕利きの杜氏が丹精込めて醸した酒は、どんな温度帯でもしっかりうまい。

 60度近い「飛び切り燗」から30度辺りの「日なた燗」まで、温度の違いにより甘辛の新しいドアが開く酒がある。酸のエッジが立ったり、まろやかになったり、五味にうま味、苦渋、香りなどの変化が実感できる。

 何より、燗付けというひと手間をかける作業がいい。銘酒をしみじみ呑み、じんわり酔う。日本酒による心のデトックスではあるまいか。

 ちなみに、私は浅い平底の鍋に銚子を入れて燗をしている。温度計は使わず勘で火を切る。総じてぬるいのより、熱い方が好みだ。

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