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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

「雪かき」したあとに食べる 雪の中に埋めた蜜柑のうまさ

公開日: 更新日:
(画・牧野伊三夫)

「ちょっと体動かしてくるか」

 炬燵に足を入れて寝ていた義父がむっくりと体を起こすと、言った。

「雪かきですか」

「ちょっとやってくる」

「僕もやります」

「いや、無理しねでいいがら。オレやってくるがら」

 秋田の人は、本当は手伝ってほしくても… 

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