“うちご飯”派や飲食店の救世主に…出前代行サービス拡大中
男性も女性も“ひとり飯”の時代か。とくに晩ごはん。8時過ぎになって駅前の天丼チェーン店で晩飯をテークアウトするOLがいるかと思えば、オシャレな定食屋も半分は1人客だったりする。
考えてみれば、いまや“3世帯に1世帯”は一人暮らし。最新の国勢調査(平成27年)によると、日本の総世帯数は5344万8685世帯。うち、単独世帯は1841万7922世帯で、約34.6%を占める。10年前の1445万世帯より約400万世帯も増えたのだから激増といっていい。
大手シンクタンクの調査によれば、単身世帯はさらに増加し、2040年には“全世帯の約40%になる”ともいわれている。
昭和の一般家庭の象徴だった「サザエさん一家」はどこへやらだ。
こうした状況の中、いま“うちご飯”派を支援するようなデリバリーサービスが広がっている。大手では「出前館」「楽天デリバリー」「ウーバーイーツ」といった出前代行サービス。お世話になった経験者も多いはず。
たとえば、携帯電話から「ウーバーイーツ」にアクセスして、「和食」ジャンルから寿司屋をチョイス。と、出前メニューと料金に加えて、自宅からの距離や現在の待ち時間(配達の所要時間)が一目瞭然。