まずは固定費メモから…「ゆるゆる家計簿」で家計を可視化
家計を把握する最良の手段は何か。それは家計簿をつけることだ。毎月の収入と支出、貯蓄額を“見える化”することで、今の生活が良いのか悪いのかが浮かび上がってくる。家計を見直す、立て直すきっかけになる。
しかし、家計簿は費目ごとに毎日欠かさずつけなければならない。それが面倒で、家計簿への記入が長続きしないという家庭も多い。
「結婚を機に家計簿をつけ始めましたが、途中で挫折しました。共働きで家計に余裕もあったことで、それからは家計簿をつけずにいました。家計に余裕があったときは、貯蓄もしていました」
そう話すのは、福岡県に住む大村英子さん(39)だ。家計簿への記帳に挫折してからは、共働きの夫婦2人の大まかな収支しかわからなかった。
「このままでは将来お金に困らないかという不安はありました。それが強まったのは妊娠がきっかけ。将来のために、しっかりお金を貯めよう。そのためには、我が家の家計をきちんと知っておこうと思ったのです」(大村さん)