回転売買に要注意! 金融機関の餌食になる人の「3大要因」
低金利、ゼロ金利時代になり、利ザヤを稼ぐという金融機関の伝統的なビジネスモデルが曲がり角にきて久しい。
「金融機関にとって、依然として金利ビジネス(利ザヤ収入)は大きいですが、手数料収入も拡大させています。個人のお客さまでいえば、投資信託販売、保険窓口販売などから得られる手数料収入はそのひとつですね」(大手銀行関係者)
投信販売でいえば購入手数料、保険販売では個人年金の契約費用だ。これらの手数料収入は、大手銀行では収益構成の約3割を占める。
「一度売っただけでは、手数料も一度きり。それでは金融機関の収益に貢献しない。そこで行われているのが、回転売買です」(金融機関関係者=以下同)
投信も保険も、新商品が次々に発売される。「もっといい金融商品があります」といって、乗り換えさせる。売り買いが増えれば、購入時と解約時に手数料が転がり込む。これを繰り返し行うのが回転売買である。