接戦の参院静岡補選 “不人気”甘利幹事長の地元入りに「逆効果だ」の声
24日(日)に投票日を迎える参院静岡の補欠選挙。地元の自民党関係者が「困った」と頭を抱えている。19日、不人気の甘利明幹事長が選挙応援のために静岡入りするからだ。陣営関係者からは「票が減らなきゃいいけど」の声が上がっている。
24日に実施されるのは、参院静岡と参院山口の2つの補欠選挙。岸田政権の発足後、最初の国政選挙のうえ、1週間後に総選挙を控えているとあって注目を集めている選挙だ。もともと、自民党の2勝が当然視されていたが、静岡補選は自民候補と、立憲と国民が推薦する野党候補が横一線となっている。
「静岡補選で野党は統一候補の擁立に失敗し、自民の新人候補と、立憲と国民が推薦する新人と、共産新人の3人が戦っている。野党の自爆パターンです。ところが、大接戦となっている。しかも、投票先を決めていない有権者が4割もいます。最後まで勝負はもつれそう。もし、自民候補が負けたら“やっぱり岸田総理は選挙の顔にならない”のムードが広がり、1週間後の10.31総選挙にも影響しかねない。大事な時なのに“政治とカネ”の問題を抱える甘利幹事長が静岡入りするとあって、“逆効果ではないか”と懸念する声が上がっているのです」(県政事情通)