【たらこスパゲティ】輪切りニンニクをちりばめ“スタミナ度”アップ!
レシピ提供者 藤村千鶴子さん(2)
青森県田子町で今年産のニンニクの収穫が始まった。掘りたての生ニンニクの新鮮さ、みずみずしさはピカイチ。だが、フレッシュさは1週間くらいしか持たない上、収穫時期が6月中下旬に集中することもあり、通販で売り切れるケースも少なくない人気ぶりだ。
この旬の味をどうしても味わいたい人は、今週末の18、19日に、田子町農山村広場で開かれる「田子にんにく収穫祭」に参加すべし。生ニンニク販売やニンニク収穫体験(両日とも先着200人)のほか、イベントが盛りだくさん。ミスコンで選ばれるニンニク好きの美女、ガーリックレディに会うのも楽しみだ(詳細は田子町HPで確認を)。
もちろん、一部はすでに紹介した通り、田子町のニンニクグルメはニンニクのフルコース料理「ガリステごはん」(写真)を筆頭に枚挙にいとまがない。PRの本拠地、ガーリックセンターのレストランには、でかでかと「追いニンニク」のポスターも掲示されていた。
「多くはラーメンを召し上がる方が利用します。餃子のタレに入れたり、カレーのルーに混ぜる人もいます」(同センター・佐藤恵子課長)
日本一“ニンニクにこだわる町”を訪れてみたくなるではないか。
さて、たらこスパである。材料が単純なので、「ニンニク3片」がポイント。香りづけに使うなら2片だが、今回は3片分を輪切りにして、しかもスパの上に散らす。確かにスタミナ感がドンと前に出る。
「輪切りにすると、ニンニクの風味に加えて食感もいい。ただ、炒めるときは焦げやすいので弱火で。今回は冷蔵庫に残っていた明太子を使ってみました」(藤村千鶴子さん)
◆材料(2人分)
・スパゲティ 100グラム
・たらこ 約40グラム
・米油(サラダ油代用可) 大さじ1
・タカノツメ 小1本
・ニンニク 3片
・塩 少々
・コショウ 少々
・醤油 少々
◆作り方
(1)沸騰したお湯に塩を入れスパゲティを茹で、お湯を切る。
(2)茹でている間にニンニクを輪切りにする。たらこは薄皮から外しておく。
(3)フライパンに米油を入れて、弱火でニンニク、タカノツメを炒める。ニンニクに火が通ったら中火にして茹で上がった①を入れる。
(4)ニンニクとスパゲティがなじんだら弱火にしてたらこを混ぜる。塩、コショウ、醤油を入れ、味を確認して完成。
(5)盛り付け時、表面にニンニクをのせ“スタミナ感”を出す。
【ひと口メモ】
ニンニクには殺菌効果がある。
「私たちの実験では炭疽菌が死に、O-157もきれいに殺すことが分かった。病原体を殺す作用があったわけです。すでに論文発表していますが、ニンニクの殺菌効果はかくも強いのです」(元弘前大学医学部教授・佐々木甚一氏)
“毎日ニンニク”が病気予防に役立つ実験結果だ。