昭和を知らない世代になぜ歌謡曲が刺さるのか…「歌謡ヒット曲BARヤングマン」で探る

公開日: 更新日:

「両親が昭和歌謡曲好きなこともあり、中学生のころから歌謡曲をiPodに入れて一日中聴いていました。ただ、同級生たちがはやりのバンドを好んでいる中、自分は歌謡曲が好きとはなかなか口に出せなかった。ここは昭和歌謡を聴きに来る人が集まっているので、気兼ねなく歌謡曲の話ができるのと、職場では身構えてしまう中高年ともフラットな関係で話せる点でとても気に入っています」(29歳男性)

 また、最近ではSNSを通して歌謡曲だけでなく、1970~80年代に日本で盛んになった「シティーポップ」が一躍ムーブメントになっている。松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」(79年)や竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」(84年)を筆頭に、国内外の若者たちの熱い支持を集めているのも、歌謡曲バーの人気に火がついた要因のひとつと考えられる。

「シティーポップがまだそこまで注目されていなかったコロナ前は、職場の上司に連れられてくる方が多かったのに対して、最近は自主的に若い子だけで来店する方が増え、20人に1人くらいの割合で20代のお客さんが見られます」(オーナー)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴