著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまは昆虫学を究めたいと望むも…「自然誌を学ぶ大学」が玉川大学ではなく東大が濃厚なワケ

公開日: 更新日:

「今回訪れたことで玉川大も候補のひとつになったとの声も出ている」(同)そうだが、現実にはその可能性は薄い。

悠仁さまは通常の受験生とは違うが、それまで目指してきた大学のランクを大幅に落とすとは考えにくい」と指摘するのは大手予備校の進路指導担当。

■進学校・筑付高のプライドが許さない

「面倒見の良さで知られる玉川大だが、どの学部も東大を第1志望とする受験生が併願するようなところではない。進学校の筑付高の生徒としてのプライドが許さないでしょう」

 結局、かねて伝えられるように、東大農学部を推薦入試(学校推薦型選抜)で目指すのが最有力。ただ、ここまでハードルを上げる必要があったのかという声は根強い。

「東大で研究者の道を歩むにしても別の方法があったのではないか」と話すのは学習院大の元教授だ。例に挙げるのは上皇の弟で皇位継承3位の常陸宮さまのケースだ。

 学習院大理学部を卒業した常陸宮さまは昭和天皇の許しを得て東大大学院の研究生に。学園紛争が激化すると東大を離れ、がん研究会に移り研究を続けた。専門の動物学の観点からがん発生のメカニズムの解明に尽力。2016年には長年の功績が評価され、がん対策パリ憲章大賞を授与された。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた