自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える

公開日: 更新日:

下村博文、小田原潔、高木毅の3候補は逆転を許す展開も

 公明票を失いかねないのは、萩生田候補だけじゃない。自民非公認で公明の推薦をもらえなかった8人と、公認を得ながら公明は非推薦の丸川珠代元五輪相(比例重複ナシ)もほぼアウト。

 それぞれの選挙区の公明票を〈別表〉にまとめた。票数は、各地の選管が集計した前回2021年衆院選の各選挙区で公明が獲得した比例票を基に作成。合計で21万票超が消滅しかねない。

 公明票が消えると、裏金非公認組は“死屍累々”である。東京11区の下村元文科相は3万超の公明票を失えば、前回選で次点だった候補と並ぶ。逆風下なら、ますます危うい。同21区前職の小田原氏は公明票がないと、前回次点の立憲候補と順位が逆転する。高木元復興相の福井2区は野党が乱立しているが、保守も分裂。公明票を差し引くと大ピンチだ。

 裏金議員は今頃、公明関係者に土下座しているかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 “裏金隠し”の総選挙で窮地に立たされているのが、野党候補とのサシの勝負に臨む自民党公明党の候補者の面々だ。●関連記事【一覧】に「自公落選危機23人」の名前が載っている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…