MBTI性格診断の方がマシ?「血液型占い」に若者がドン引きするワケ

公開日: 更新日:

 もっとも占いを嫌っているわけじゃない。4月発表の世代ごとの占いの利用実態に関する調査(リスミィ)によると、Z世代(15~29歳)の33.9%が週1回程度以上占いを利用していると回答している。

 どんな種類の占いを参考にしているかについて最大3つ選んでもらったところ、トップは「星座占い」(25.1%)で、以下「おみくじ」「血液型占い」「タロットカード占い」「手相占い」と続く。都内の20代女子大生がこう明かす。

「血液型の話もしますけど、4タイプしかなくて科学的根拠もないのに、〈A型だからきちょうめん〉なんて決めつけられるのは嫌ですね。まだ『MBTI性格診断』の方が心理学っぽくて、16タイプに分類されるから、信用できるかもしれません」

 5、6年ほど前から若者の間で話題になり始めたMBTIは、心理学者ユングの“タイプ論”を基に1940年代に米国で開発された、人の性格や行動を「外向」「内向」などの指標から16タイプに分類する心理学的な診断ツールとかで、それだって「科学的根拠の不足を指摘されていて、批判もあります」(情報誌編集者)。今も昔も“曖昧”なものにすがるのは変わらない?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」