信頼できる人の「姿勢と所作」で身だしなみを見直す
■歩き方
エレベーターから降りるときや、廊下を歩くとき、後ろ姿やすれ違う横顔にも人柄が表れます。ダラダラ歩いたり、スマホを見ながら歩く姿は、どうしても印象を下げてしまいます。歩くときは腕を自然に振り、歩幅はやや広めに。周囲に人がいるときは、周囲のペースに合わせる配慮も。エレベーター前で立ち止まるときなどは、両足をそろえ、姿勢を正すだけで「きちんと感」が伝わります。
■所作
所作の一つ一つにも意識を向けてみましょう。例えば、書類を両手で丁寧に差し出す、ペンを静かに置く、椅子からスッと立ち上がる。こうした所作はそれだけで「信頼できる人」という印象につながります。
一方で、カバンをガサガサあさる、資料を無造作に置く、ドアを勢いよく閉めるといった動作は、せっかく整えた見た目の印象を台無しにしてしまいます。
所作は、声を発しなくても相手に届く「非言語のメッセージ」です。動きが丁寧な人は、「この人は仕事も丁寧にやってくれそうだ」という安心感が自然と伝わるものです。
■今週の身だしなみチェック(姿勢と所作編)
●立ち姿や座り姿に背筋の伸びた安定感がありますか
●歩く姿や後ろ姿にきちんとした印象がありますか
●書類を渡す、物を置くなどの所作に丁寧さがありますか