【漢字探し】「孆（エイ）」の中にまぎれた一文字は？（難易度★★★☆☆）／意外と知らない女ことば
【漢字探し】
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ！意外と知らない女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。
【校閲婦人と学ぶ！意外と知らない女ことば】
1人暮らし歴、約20年のタダ美は今まで掃除が苦手だったのですが、いま過去一、部屋がキレイです。
モノがあるべき場所に収まっていて、やればできたんだワタシ、と自画自賛しています。ところが家に招いた友人から「あんたの部屋、物が左に偏ってない？」と指摘。た、確かに…！ 部屋の片側に荷物を追いやる作戦が瞬時にバレたみたいです。他人の目線って大事ですね。
ところで、漢字の偏は左だけにあるとは限りません。「嬰」の漢字の偏を知っていますか？ 貝が2つも並んでいるから貝？ と思いきや答えは「女」偏でした。
嬰（エイ）は、音楽で音の高さを本位音より半音高くすることを示す語。その異体字は「孆」。
今回は「孆」の中にまぎれた、漢字を探してみましょう。
【こちらもどうぞ】【女偏の漢字クイズ】「妻、委、要、妾、姿」の中の仲間外れはどれだ？）
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【正解は…】
正解は「櫻」。
正解は「櫻」です。
桜の異体字である「櫻」の字は、芸能人の名字などでご存じの方も多いのではないでしょうか。
新聞表記の人名で櫻を使用しないのは、「常用漢字表」内では「桜」が通用字体として使われているためです。記者ハンドブックにも、「櫻」と「桜」が載っています。
もし漢字に興味が出てきたら、さまざまな角度から文字について学ぶことができる記者ハンドブックをオススメします。
タダ美もキレイな部屋で、紅茶をおともにページをめくりたいと思います。「えっ、今まで知らなかった！」ってマーカー片手になりそうですけど……。
出典元:「広辞苑」（第7版）、「記者ハンドブック」（第14版）
（日刊現代校閲／タダ美）
（コクハク編集部）
