1月末までに首都圏で大地震? 編集長時代にあの阪神大震災を“予言”した私が気になった予測記事

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 次の電話は8時過ぎごろだったか。電話口で部員が「テレビをつけて!」と怒鳴った。私はテレビ画面の前でボー然と立ち尽くした。6434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災だった。

 当時の私は「週刊現代」編集長。私の指示が遅れたため、応援部隊はたどり着けず、関西にいた記者たちは取材どころではなかった。編集長失格だった。

 編集部に駆け付けた私を待っていたのは、多くの新聞社からの取材申し込みだった。「なぜだ?」--現代は月曜日発売。そこで「関西方面に大地震の可能性」という予測記事を掲載していたことを思い出した。これまた編集長失格である。新聞社の取材理由は、「関西方面で週刊現代のコピーが回し読みされている」「なぜ予測できたのかを知りたい」というものだった。

 当時は現代も年に数回は地震にまつわる記事を載せていた。大義名分としては、「いつ起こるかわからない地震に対して、読者に警鐘を鳴らす」というものだった。その時も地震予知の専門家の意見をもとに作った小さな記事だったが、編集部が事の真偽を確かめたわけではないから、私が話すことなど何もなかった。取材はすべてお断りした。

 阪神・淡路大震災から31年目の1月17日がもうすぐ来る。万が一にもポストの予測記事が当たらないことを祈りたい。

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

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