ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

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野党議員の指摘にも“塩対応”

 ロイター通信(27日付)によれば、透析回路の国内シェア5割を占める企業は、タイやベトナム工場へのナフサ供給が滞り、早ければ8月から出荷困難になる見通し。手術用の廃液容器の国内シェア7割を占める企業も、タイ工場へのナフサ供給が4月半ばまでで終了する見込みだという。

 数週間、数カ月先に危機が迫っているのに、高市首相はナフサの調達先を4割依存する中東から他国へ切り替えることで対応しようとしている。辰巳議員は「多角化や融通では到底しのげない問題」と指摘し、高市首相に「イランとの対話を始めるべきでは?」と迫った。

 ところが、答弁嫌いの高市首相に忖度した茂木外相が「イランとはすでにさまざまな対話をおこなっております」とゴニョゴニョ。辰巳議員が「なんでこの問題に総理が答弁しないんですか!」「国民の命がかかっている問題じゃないんですか!」と詰め寄り、高市首相は重い腰を上げたものの「どのタイミングでトップ会談をするかについては、国益に資するよう判断する」と塩対応だった。

 高市政権は高額療養費の自己負担上限の引き上げを巡っても、患者の不安をよそに強行する方針だ。とことん病人に冷酷である。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権の暴政ぶりについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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