コメ在庫の異常なダブつきに農水省も打つ手なし…前年同月比の約1.5倍“300万トン”に到達で価格暴落の可能性
「昨年の集荷競争が過熱し、新米をこぞって高値で買い付けました。それだけに、安売りになればなるほど、経営は厳しくなる。体力の乏しい中小企業を中心に、倒産が相次いでしまう恐れがあります。また、米価が下がりすぎると、生産者の営農意欲がそがれてしまう。イラン情勢の悪化で生産コストの上昇が避けられない中、離農が続出する懸念もあります」(コメ流通関係者)
流通業者や生産者からは「国も対策を講じてほしい」との声が上がっているが、政府が打てる手はほとんどない。
「農水省はあくまで『米価はマーケットで決まるもの』とのスタンスを取っており、積極的に救済策を打つことは難しいです。できることといえば、備蓄米の買い入れくらい。今年度は複数回の入札を行い、約21万トンを買い入れる予定です。それでコメの需給を多少引き締めるのが精いっぱいでしょう」(農水省担当記者)
大量に余ったコメを前にして、農水省もお手上げのようだ。
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価格の乱高下に、石油危機――。日本のコメ文化はどうなるのか。【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。
















